初めて書いたプログラム
Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)のインタービュー記事を読む第20回目の今回は、前回に引き続き次の公開記事を読みます。
2000年7月インタービュー記事
本日は次の質問への回答を検討します。英語を苦手とする人は本稿一読後、いつものように英語辞書を引きながら自分なりの解釈を試みてください。
・What was the first program you ever wrote? On what hardware?
まずは、質問文をじっくり読んでみましょう。この質問は、初めて書いたプログラムとそのときの実行ハードウェアを尋ねています。それではいつものように、Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)の回答を中心に見ていきましょう。他の2人の方の回答は必要に応じて参照することにします。
Mr.BSの回答:
・Algol60で書いた。
・実行ハードウェアは、GIERであった。
Gosling氏は、この質問に直接回答をしていませんが、すでにこの連載で紹介したように、同氏はPDP-8環境でスクリプト言語Focal 5を使用したものと思います。ただ、コンパイラとランタイムシステムをご自身で用意されたような発言をしているところが、凡人である筆者などとは異なります。
Mr.BSはことあるごとにGIERを持ち出します。実はこのコンピュータはオブジェクト指向プログラミング歴史の中でとても重要な意味を持っているようなのです。"継承"(クラスとサブクラス)概念を考え出したKristen Nygaard氏は、当時のノルウェーには優れた中規模コンピュータが存在しなかったため、ノルウェーの当時のコンピュータセンタはデンマーク産のGIERを購入せざるをえなかった、と述べています(参照)。Mr.BSとオブジェクト指向の関係はこのように緊密なのです。C++とオブジェクト指向などに興味のある方は、この連載に目を通してください。
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本日は2009-01-07です。