最初に学んだ言語
Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)のインタービュー記事を読む第17回目の今回は、前回に引き続き次の公開記事を読みます。
2000年7月インタービュー記事
本日は次の質問への回答を検討します。英語を苦手とする人は英語辞書を片手に自分なりの解釈を試みてください。
・What was the first programming language you ever used?
まずは、質問文をじっくり読んでみましょう。この質問は、最初に使用したプログラミング言語は何か、を尋ねています。それではいつものように、Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)の回答を中心に見ていきましょう。他の2人の方の回答は必要に応じて参照することにします。
Mr.BSの回答:
・1960年代のAlgol60である。
Ritchie氏はCobolとFortran、Gosling氏はFocal 5というスクリプト言語を挙げています。Ritchie氏は、IBMから提供を受けたFortranのマニュアルを"むさぼり読んだ"と告白しています。
筆者はCobolとFortranを学んだことがありますが、残念ながらそれらの言語の魅力を発見できず、使いこなせるまでのレベルに達しませんでした。Algol 60とFocal 5は一度も使用した経験がありません。Mr.BSはAlgolをかなり評価しているようですから、興味のある方はインターネットなどで調べてみるとよいでしょう。たとえば、このような大学教材が参考になるでしょう。Algolを実際に使用するようなことはないでしょうから、その歴史的な背景を理解しているだけで十分でしょう。ただし、ほとんどの大学教材は編集者の(歴史)主観が入りますから、読破されるときにはそれなりの注意が必要です。複数の文献に目を通し(たとえば、ここから閲覧できる資料など)、必ず紹介されているソースコードの本質を把握するようにしましょう。資料を読んで、混乱するようでは時間の無駄です。
Gosling氏がスクリプト言語から入り、コンパイラとランタイムシステムを強く意識していたことは大変面白いですね。Focal 5のコンパイラとランタイムシステムは24時間もあれば完成できるほどシンプルであったと述べています。Javaの設計時、Gosling氏はFocal 5の経験と学習内容を思い出されたのかもしれません。Javaの誕生秘話や社会に認知されるまでの過程に興味のある方は、こちらを、Javaの設計思想などに興味のある方は、こちらを、それぞれ参考にされるとよいでしょう。特に前者は読んでいてわくわくしますよ。
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本日は2009-01-07です。