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Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)のインタービュー記事を読む第9回目の今回は、前回に引き続き次の公開記事を読みます。
2000年7月インタービュー記事
本日は次の質問への回答を検討します。
・In your experience, how long does it take for a novice programmer to become a reasonablly proficient [C/C++/Java] developer, capable of writing nontrivial production code? How long for a programmer with experience in one or more other languages? How can this time be shortened?
まずは、質問文をじっくり読んでみましょう。novice programmerのnoviceとは、「初心者」や「未経験者」を意味します。この質問は、初心者プログラマや他の言語での開発経験のあるプログラマはどの程度の言語習得時間が必要になるか?、を尋ねています。それではいつものように、Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)の回答を中心に見ていきます。他の2人の方の回答は必要に応じて参照することにします。
Mr.BSの回答:
・初心者プログラマのこれまでの経験に依存する。
・プロジェクトの複雑度に依存する。
・採用する学習方法に依存する。
・C++固有の考え方を理解することが何よりも大切である。
Ritchie氏は、"C言語を学ぶ必要はなかった"、と冗談交じりに答えています。同氏は実用的なプログラミング言語Cの設計者ですから、やはりパイオニアとしての、相当の自負があると思われます。Mr.BSは、習得期間としては、初心者1.5年、経験者0.5年という数字を挙げています。Gosling氏は、未経験者が要する時間は不明としつつも、能力あるC++経験者は"午後の一時"で十分、と回答しています。
Mr.BSは、この回答の中での標準ライブラリの重要性を指摘するとともに、C++プログラムの設計概念や構造概念、つまり、プログラミングスタイルを把握することの重要性を強調しています。具体的には、標準ライブラリを通して、基本型、スコープ、制御構造などを学ぶとよい、と述べています。
Mr.BSはまた、標準ライブブラリを学び、それを使用できるようになった後は、ライブラリの実装詳細を学ぶことを力説しています。この作業は第1印象としては難しそうに思えますが、標準ライブラリの実装はCとC++のみで行われているため、敷居は低いことを暗にほのめかしています。
Gosling氏の回答には、"Javaはビジネスに直結する利点がある"というニュアンスの主張が含まれています。我が国でも言語としてのJavaを嫌っても、そのビジネス上のメリットを評価する人々が結構います。Javaはビジネスシーンに浸透し、習得しても損にならない言語という位置を獲得したといってよいと思います。なお、Gosling氏は、Javaではライブラリの習得に時間がかかる点を強調し、"まず使ってみること"を薦めています。Cファミリ言語では、なんといってもライブラリの使い方が重要です。
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