Cファミリ言語設計の反省点
Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)のインタービュー記事を読む第7回目の今回は、前回に引き続き次の公開記事を読みます。
2000年7月インタービュー記事
本日は次の質問への3人の回答を検討します。
・If you could go back in time, knowing what you know now, what might you do differently in designing [C/C++/Java]? Why?
この質問は、今から振り返れば、自分が設計した言語のどの部分を変更したいか、そして、その変更理由とは何か、を尋ねています。
本日からは、Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)の回答を中心に見ていきます。他の2人の方の回答は必要に応じて紹介することにします。
Mr.BSの回答:
・充実した標準ライブラリを出荷できなかったことは私のミスである。
・標準ライブラリが最初から提供できていれば、C++の使われ方も違っただろう。
・テンプレートをもっと早い段階で完成すべきであった。
・現在の標準C++仕様は私の設計意図を反映している。
C言語ファミリの今後は、(現実には今もそうですが)ライブラリの充実と拡張にかかっているということです。Mr.BSはことあるごとに標準ライブラリの重要性を訴えます。Cレベルでの技術は、必要があるときにのみ学習するように唱えます。
「標準ライブラリが最初から提供できていれば、C++の使われ方も違っただろう」という発言は、これからC++を学習される方にはとても重要な意味を持っています。極論すれば、「C++の世界はCの世界の延長」と考えてはならないということなのです。この意味を確認したい方は、この連載を参照してください。
Gosling氏の発言は次の4点に整理できると思います。
・インターフェイスとクラスの相違が理解されていない。
・オブジェクト指向に関する基礎教育が十分ではない。
・演算子オーバーローディングの不採用は"私"個人が決めた。
・Javaコミュニティにはいろいろな人がおり、意見を集約することは難しい。
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本日は2008-12-04です。