バグのないソフトウェアとSOA
Bjarne Stroustrup氏(Mr.BS)のインタービュー記事を読む連載第6回目の今回は、前回に続き次の公開記事を読みます。
1996年3月25日インタービュー記事(新リンク先)
本日は、公開記事内の次の質問へのMr.BS回答を詳しく検討します。
・I wanted to ask you about the software crisis. With millions of lines of code, how can you write a bug-free program and be able to prove that it's bug-free?
この質問は、バグのない完全な(数百万行に及ぶ)ソフトウェアを作ることは可能か?、そして、バグのないことをどのように検証するのか、という質問です。
Mr.BSは、それは達成できない目標である、と即答しています。開発には、「設計」、「プログラミング言語」、「プロジェクト管理」という視点が必要であるが、完全な方法というものはない、という結論のようです。これはMr.BSの視点ですが、きわめて素朴なものです。オブジェクト指向開発方法論などを学んでおられる方は、その認識は短絡的すぎる!、という感想をもつかもしれません。筆者は、Mr.BSの3つの視点は分かりやすい、と思っています。
大規模開発プロジェクトでは、担当を決めたり、スケジュールを設定したり、といろいろな仕事が発生します。個人の力量だけではどうしようもないわけです。組織化が必要ということです。特に、オブジェクト指向という考え方を採用している開発プロジェクトでは、プロジェクト管理が重要な意味を持つことになりますが、Mr.BSは現状のプロジェクト管理手法は貧弱すぎると判断されているようです。
集団で何かを行う場合、利害対立、派閥活動、向き不向きなどもあり、スケジュール通りにことは運びません。筆者は次のような記事を読んだことがあります。
IT技術者の待遇
この記事の閲覧者の皆さんから寄せられるコメントなどにも目を通してみました。筆者は最近このような認識の下で、次のような結論を出しました。
・楽して開発することを徹底的に考えること
・ベンダー提供コンポーネントを徹底的に再利用すること
・開発環境がWindowsならシステムコンポーネントを徹底的に再利用すること
・マルチプラットフォーム対応が必要な場合には、C++標準準拠ライブラリを徹底的に再利用すること
・再利用するコンポーネントの不備(エラーではなく、低速など)には目をつぶること
・コンポーネント再利用により浮いた時間は、次世代技術の研究に当てること
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本日は2008-12-04です。