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普及活動に伴う責任

 本日は、普及活動に伴う責任を取り上げます。Andrew Koenig氏のこのページを見ると、出版後数年経過した時点になっても、書籍データを更新しています。表現を変えれば、普及活動に伴う責任を果たしているわけです。

 本「IT談話館」には、PHPに関する連載が用意されています。PHPはバージョン5からJavaの設計思想を採用し、正当なオブジェクト指向言語を主張し始めました。このようにあっさりと描画すると、バージョン4からバージョン5へのバージョンアップはいつものありふれたバージョンアップのように見えてしまいますが、Zend社のホームページは、このバージョンアップは「技術を売り込む(普及)」行為の一環であることをはっきり主張しています。「PHPバージョン5は、バージョン4に反省を加えたものであり、大きく異なりますよ!」と繰り返し主張しています。バージョンアップ作業は、「製品を売る」行為であるとともに、普及活動に伴う責任を果たす行為でもあります。

 Koenig氏は、このページでは次のようなことを述べています。

 "MicrosoftのVC++6.0は国際標準プログラミングC++言語仕様に準拠していない。VC++6.0にはバグがある。私たちはそのバグの存在をMicrosoftの関係者に通告した。関係者諸君はそのバグを修正し、Visual Studio.NETに反映してくれた。"

 ご覧のように、Andrew Koenig氏は、C++標準仕様の互換性管理と助言も自分の責任の範囲と考えています。なかなかできることではありません。

 Microsoftは固有技術とそれをベースにした製品を売っている。この主張は2000年以降は、別の視点から再考する必要があります。Microsoftの技術と製品の根底には、(気づいている人はそれほどいないかもしれませんが)C++設計思想が流れています。この流れはさらに強まることになるでしょう(参考文献)。Microsoft社内にこのような流れを作ったのは、Koenig氏であり、Stroustrup氏です。

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本日は2008-12-04です。